第21章:モジュール間連携②(CQSで読み書き分離)🧾🔀
ねらい🎯
- 「読む(Query)」と「書く(Command)」をキレイに分けて、モジュール間連携でも事故らないようにする🧯💥
- “後から大きくなっても壊れにくい”設計の土台を作る🏗️💎
今日の重要キーワード📌
- CQS(Command–Query Separation):1つの操作は「読む」か「書く」どっちかにする考え方🧠✨ (martinfowler.com)
- Command:状態を変える(更新・作成・削除)✍️🔥
- Query:状態を変えずに情報を返す(副作用なし)👀📚 (martinfowler.com)
- 副作用(side effect):DB更新・イベント発行・メール送信・外部API呼び出しなど、世界が変わるやつ🌍⚡
- CQRS:CQSをさらに大きくした設計パターン(読むモデルと書くモデルを分ける)🧩📈 (martinfowler.com)
まずは超イメージ🍌✨(秒でわかる版)
- Query(読む):「イベント詳細ちょうだい!」→ 情報だけ返す📖
- Command(書く):「イベント参加して!」→ 状態が変わる✅
💣事故るのは、これを混ぜるとき! 「イベント詳細ちょうだい!」って呼んだだけなのに 閲覧数が増える/最終アクセスが更新される/通知が飛ぶ…みたいなやつ😵💫💥
CQSって結局なに?🧠✨

CQSはざっくりこう👇
- Query:結果を返すけど、観測できる状態を変えない(副作用なし)
- Command:状態を変えるけど、値を返さない(または最小限) (martinfowler.com)
さらに大きい話として、CQRSは「読むモデルと書くモデルを分ける」発想で、性能やスケールに効くこともあるけど、多くのシステムでは複雑さが増えるから注意って有名どころも言ってるよ⚖️😌 (martinfowler.com)
この章では、いきなり難しいCQRSフル装備にせず、**モジュラーモノリスで効く“CQSの型”**を作るよ🧩💕
なぜ「混ぜる」と事故るの?💥(あるある5連発)
-
キャッシュが壊れる🧊💥 Queryのつもりでキャッシュしてたら、裏で更新してて整合が崩れる…😱
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リトライが地獄🔁😵💫 ネットワークや一時エラーで再実行された時、Queryが更新してたら二重更新💣
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テストがしんどい🧪😭 「読むだけ」のテストのつもりが、DBが変わって後片付けが必要になる
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責務がモヤる☁️🌀 「この関数呼ぶと何が起きるの?」が毎回不安になって開発スピードが落ちる
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モジュール境界が崩れる🧱🫠 “ちょっと便利”で混ぜ始めると、別モジュールからの依存が増えて破綻しやすい
章の結論:「モジュールの公開API」を Command / Query に分けよう🚪🧩
モジュールの外に見せる入口(公開API)を、こういう2種類に分けるのが勝ち✨
events.commands.*:更新したい人が使うevents.queries.*:読みたい人が使う
「モジュール間連携」は特にここが効くよ💪🔥 AモジュールがBモジュールを呼ぶときも、CommandかQueryのどっちかで呼ぶ(混ぜない!)🧼✨
フォルダのおすすめ構成📁✨(分けるだけで強くなる)
src/
modules/
events/
index.ts // 公開APIの入口🚪
application/
commands/
joinEvent/
JoinEventCommand.ts
JoinEventHandler.ts
queries/
getEventDetail/
GetEventDetailQuery.ts
GetEventDetailHandler.ts
domain/
Event.ts
infrastructure/
EventRepositoryImpl.ts
ポイント🧠✨
- commands / queries を物理的に分けると、混ぜにくくなる👍
index.tsで「外に出していいものだけ」出す(第11〜12章の流れと合体!)🛡️
TypeScriptで“型”として分ける(ミニだけど効く)🧤✨
「これCommandです」「これQueryです」って型で表すと、レビューもAIも迷いにくいよ🤖👍
// application/shared/cqs.ts
export type Command<Result = void> = {
readonly kind: "command";
// payloadは各Commandで定義
// Resultは基本voidか最小限(idなど)
};
export type Query<Result> = {
readonly kind: "query";
// ResultはDTOなど
};
実装例:混ざった関数を分離してみよう✂️✨
🚨ダメ例(混ざってる)
「参加する」なのに、イベント詳細(でかいデータ)を返してる&内部でいろいろ読んでる…😵💫
async function joinEvent(userId: string, eventId: string) {
const event = await eventRepo.findById(eventId); // 読む
if (!event) throw new Error("not found");
event.addParticipant(userId); // 書く
await eventRepo.save(event); // 書く
return event; // でかいもの返す(混ぜがち)
}
✅分離後:Command と Query に分ける✨
1) Command(更新だけ)
- 成功/失敗は返してOK(Result型)
- “表示に必要なデータ”はQueryで取りに行く(ここ超大事)🧠✨
// JoinEventCommand.ts
export class JoinEventCommand {
readonly kind = "command" as const;
constructor(
public readonly userId: string,
public readonly eventId: string
) {}
}
// JoinEventHandler.ts
export class JoinEventHandler {
constructor(private readonly eventRepo: EventRepository) {}
async execute(cmd: JoinEventCommand): Promise<{ ok: true } | { ok: false; reason: string }> {
const event = await this.eventRepo.findById(cmd.eventId);
if (!event) return { ok: false, reason: "EVENT_NOT_FOUND" };
const result = event.addParticipant(cmd.userId);
if (!result.ok) return { ok: false, reason: result.reason };
await this.eventRepo.save(event);
return { ok: true };
}
}
2) Query(参照だけ)
- 返すのは DTO(画面用の形) がわかりやすい📦✨
- Query内では saveしない・イベント発行しない・通知しない🙅♀️
// GetEventDetailQuery.ts
export class GetEventDetailQuery {
readonly kind = "query" as const;
constructor(public readonly eventId: string) {}
}
export type EventDetailDTO = {
id: string;
title: string;
startsAt: string;
capacity: number;
remaining: number;
};
// GetEventDetailHandler.ts
export class GetEventDetailHandler {
constructor(private readonly eventReadRepo: EventReadRepository) {}
async execute(q: GetEventDetailQuery): Promise<EventDetailDTO | null> {
return await this.eventReadRepo.getDetail(q.eventId); // 読むだけ
}
}
モジュール間連携での使い方🧩🤝
たとえば tickets モジュールが events モジュールを使うとき:
- 参加させたい → eventsのCommand を呼ぶ✍️
- 表示したい → eventsのQuery を呼ぶ👀
“参加させて、その結果の画面表示” をしたいなら、こうする👇
- Command実行(参加)✅
- Query実行(最新詳細を取得)📖
これで「表示のためにCommandが肥大化する」を防げるよ💪✨
章末ミニ課題🧩✅(手を動かすやつ!)
課題1:分離リファクタ✂️
次の「混ざった関数」を、Command/Queryに分けてね👇
updateProfileAndReturnProfile()みたいなやつを想定(更新+取得)
ゴール🎯
- Command:更新だけ(戻りは
{ok: true}とか最小) - Query:表示用DTOを返すだけ
課題2:命名ルールを作る📝✨
あなたの題材アプリで、モジュールごとに
- Command 5個(create/update/delete/assign…)
- Query 5個(get/list/search…) を書き出してみてね👩🎓💕
AIに頼るときのプロンプト例🤖📝✨
- 「この関数、CQS違反してる?“副作用”の観点で指摘して、Command/Queryに分けた案を出して」
- 「このユースケースを Command と Query に分けるなら、クラス名・入力・戻り値(最小)を提案して」
- 「QueryのDTOは画面要件から逆算したい。必要なフィールド候補を列挙して、過不足を質問して」
- 「Commandの失敗理由(ドメイン的にありえるもの)を列挙して、エラーコード案にして」
できたかチェック✅✅✅(セルフ採点)
- Queryは 状態を変えない(save/notify/publish してない)👀✅
- Commandは 表示用データを返そうとしてない(必要ならQueryへ)✍️✅
- 公開APIが Command / Query に分かれていて、他モジュールが迷わない🚪✅
- 「リトライされたらどうなる?」を想像しても、Command側が破綻しない🔁✅
おまけ:この章の“ちょうどいい落とし所”🌸
CQSは、いまの規模でも効くし、将来CQRSをやるとしても土台になるよ🧱✨ しかも「モジュール間連携」がキレイになって、境界が守りやすくなるのが最高👍💕
次の章(22章)は、この分離をした上で 依存の向き(AがBを知りすぎ問題) を整えて、さらに“壊れにくい”にしていくよ〜🔄🧩✨